推しの区別がつきません!

最近、顔や名前がなかなか覚えられなくなってきたけれど、それでも推したい!アラフィフのおPさんの正直な気持ちを綴ります。

化け物大作戦

長女は会食恐怖があるため、学校での昼食はカウンセリングルームでひとりでとっている。

長女の通う通信制高校は、平日は定時制の生徒がたくさん通っているので立派な食堂があるのだが、毎週土曜日の通信制の日は食堂は営業していないが場所は開放しているので、好きなところに座って食べることができる。

でも長女は中2で不登校になって以来、家族以外との外食は無理になってしまったので、カウンセラーの先生にお願いして昼休みをカウセリングルームで過ごさせていただいているのだ。



いまのカウンセラーの先生は今年度から新しく赴任された先生なので長女は良い関係を築けるか最初は心配していたが、今回の先生もとても親身になってくださる優しい先生だったと喜んでいた。



去年までいらした先生もご配慮いただき昼休みはカウンセリングルームですごしていた。

他にももうひとりみんなの前では食事ができない生徒さんがいたらしい。

私も長女も知らなかったのだが、その措置はその先生のご厚意によるものだったらしい。

今年度もいつものようにカウンセリングルームに昼休みに行ったら、予約がないとこの部屋は使えないと新しい先生に言われたらしい。

長女は不安症なわりには人見知りはほとんどないので、いままでの経緯を先生に全部話したところ、何も引き継いでないからびっくりしたけど、そういうことなら校長先生に相談してみると言ってくれて、校長先生の代わりに電話に出た副校長先生がすぐにOKしてくださったとのこと。ただし、ルールではあるので昼休みに毎回予約はするように言われたらしい。



で、長くなったが、そのカウンセラーの先生に先週もひとりで来られたこと、でもまた家を出るまで号泣したことをお話すると、ひとりで来たことをすごく喜んでくれて、でもなぜ泣くのかをいろいろ聞いてくれた結果、どこかで母親である私が一緒に来てくれるかも……という思いも関係あるのではないかとなったらしい。

確かに先週までの私は、5時過ぎには起き、顔を作り、髪の毛をセットして長女の寝起きを待ち構えていた。

敢えて、「何かあれば言ってね」とはもう言わなかったが、いつもは起床後しばらくの間すっぴんの化け物姿の私がバッチリ人間の姿になっているんだもの、「何かあれば喜んで一緒に行きますよ!」と言ってるようなものだったよね……。反省……。



先生に、お母さんに協力してもらって、もうひとりで行くしかない状況にしてもらってみてごらんと言われたらしく、今週は私は長女が出かけるまで、頭ボサボサ、顔は化け物、服は10年もののよれよれパジャマで敢えて過ごしていた。



結果、長女は今日は一滴も涙を流さずに行けたって!!



学校で先生に、今日は泣かないで来たと言ったらめちゃくちゃ褒めてくれて、桜餅のグミ入りチョコを2つくれたらしい。

(残念ながらグミが苦手な長女に代わり、スタッフ(私)が後で美味しくいただきました。私は何も頑張ってはいませんが……。)



長女がお世話になった区立中学も、いまの都立高校も有り難いことに素敵な先生ばかりで、たくさんの先生方に本当に助けていただいた。私立と違い、わりと頻繁に異動があることだけが悲しいですが……。



よーし、この調子で来週も「化け物大作戦」を実行するぞー!!